コンビニのレジ袋
2025/10/27
コンビニで「袋いりますか?」って聞かれるたび、ちょっと構えてしまう。
たかが袋、されど袋。
なんか試されてる気がするんだよね。
「いえ、大丈夫です」って言った瞬間に、
ペットボトルと肉まんとヨーグルトのバランスを、どう持つかで脳がフル回転。
結局、店を出た瞬間にヨーグルトが地面に転がる。
——全然大丈夫じゃない。
逆に「お願いします」って言ったら言ったで、
2円の袋を“贅沢した人”みたいに感じる。
なんだこの小さな罪悪感は。
それでも、あの薄い袋には妙な安心感がある。
あの音、独特の温度がある。
疲れた夜でも、袋の中におにぎりと缶コーヒーがあるだけで、
少しだけ救われる。
——エコも大事だけど、
たまにはあのビニールの「シャカシャカ」に、
人間らしさを感じてもいいと思う。

